「み、南?どうかしたか?」
「な、な、何でもないです............っ」
座ると、隣から笑い声。
恥ずかしいのと怒りで私は
話せなかった。
「お前............本当に面白い。
しかも天然ちゃん」
「天然............
そう言えば天然って何なの?」
「............は?天然?」
よく言われるけど意味がわからない。
どういう意味なのか........
山本 翔はペンを回しながら
うーーん、と考えている。
「バカっぽくて可愛くて
計算してる女みたいじゃなく
天然でアホ、じゃね」
「て、天然でアホ............」
「ほら、じゃあ翔って呼んでみ」
ニヤニヤした顔で私を見る。
無理。とすぐに答え黒板を見る。

