「まぁまぁ隠すなって」
「だから好きな人いないよ」
「ふーん。なら、成宮がもし花火大会行けなくても平気なの?」
「えっ……」
思わず顔が固まる。
ここで黙ってたら成宮くんが好きなことを認めることになっちゃう。
でも本当の気持ちを言えるわけもないし、「平気」って答えたら、宮野は得意の話術で成宮くんを丸め込んで花火大会にこさせないようにするかもしれない。
(あーもう!どうしたらいいのよ)
結局頭の中でぐるぐるしたままで言葉が出てこない。
宮野を見れば、頬づえをついて余裕の笑みを浮かべている。
(なんかムカつくかも……)
「だから好きな人いないよ」
「ふーん。なら、成宮がもし花火大会行けなくても平気なの?」
「えっ……」
思わず顔が固まる。
ここで黙ってたら成宮くんが好きなことを認めることになっちゃう。
でも本当の気持ちを言えるわけもないし、「平気」って答えたら、宮野は得意の話術で成宮くんを丸め込んで花火大会にこさせないようにするかもしれない。
(あーもう!どうしたらいいのよ)
結局頭の中でぐるぐるしたままで言葉が出てこない。
宮野を見れば、頬づえをついて余裕の笑みを浮かべている。
(なんかムカつくかも……)
