期待と不安が入り混じった入学式の翌日。
クラスで自己紹介が行われた。
前に立ってにこにこと話す成宮くんを見て、気になりだしたのがきっかけ。
あの優しそうな笑顔にきゅんとさせられた。
それから気になりだしてよく見るようになって成宮くんがバスケ部に入ってからは放課後体育館で過ごすようになった。
バスケ部に彼氏がいる葵も同じように練習を見ていてそれが葵と仲良くなったきっかけ。
葵の彼氏にも協力してもらって成宮くんと4人で遊びに行ったりもしたんだけど、ヘタレなあたしのせいで友達止まり。
「もうどうしよっかな……花火大会」
夏休みは部活で忙しい成宮くんを遊びに誘えるはずもなく、2学期が始まった。
来週の地元の花火大会に成宮くんを誘ってみようと思っていたのにラインの送信ミスであの勢いはどこかにいってしまった。
「まあ、告白は大事だけど、とりあえず置いといて花火大会成宮くんと一緒に行きたいでしょ?」
「うん……でも二人っきりはやっぱり無理かも」
「じゃあ4人で行こう」
「でも葵は二人っきりがいいでしょ?」
「ううん、琉妃とも一緒に花火見たいもん。それでまた告白したいって勢いが戻ってきたら告白すればいいのよ」
「ありがとう葵。えと、じゃあいつもみたいに桐原くんから誘ってもらってもいいかな?」
桐原くんというのは葵の彼氏の名前。
「もちろん!晴(はる)にいっとくね」
「ありがとー!」
もう一度お礼を言い、葵にぎゅっと抱きつく。
「どーいたしまして」
葵は楽しそうに笑い、あたしを抱きしめ返した。
クラスで自己紹介が行われた。
前に立ってにこにこと話す成宮くんを見て、気になりだしたのがきっかけ。
あの優しそうな笑顔にきゅんとさせられた。
それから気になりだしてよく見るようになって成宮くんがバスケ部に入ってからは放課後体育館で過ごすようになった。
バスケ部に彼氏がいる葵も同じように練習を見ていてそれが葵と仲良くなったきっかけ。
葵の彼氏にも協力してもらって成宮くんと4人で遊びに行ったりもしたんだけど、ヘタレなあたしのせいで友達止まり。
「もうどうしよっかな……花火大会」
夏休みは部活で忙しい成宮くんを遊びに誘えるはずもなく、2学期が始まった。
来週の地元の花火大会に成宮くんを誘ってみようと思っていたのにラインの送信ミスであの勢いはどこかにいってしまった。
「まあ、告白は大事だけど、とりあえず置いといて花火大会成宮くんと一緒に行きたいでしょ?」
「うん……でも二人っきりはやっぱり無理かも」
「じゃあ4人で行こう」
「でも葵は二人っきりがいいでしょ?」
「ううん、琉妃とも一緒に花火見たいもん。それでまた告白したいって勢いが戻ってきたら告白すればいいのよ」
「ありがとう葵。えと、じゃあいつもみたいに桐原くんから誘ってもらってもいいかな?」
桐原くんというのは葵の彼氏の名前。
「もちろん!晴(はる)にいっとくね」
「ありがとー!」
もう一度お礼を言い、葵にぎゅっと抱きつく。
「どーいたしまして」
葵は楽しそうに笑い、あたしを抱きしめ返した。
