儚恋~ハカナコイ~

山野 桜side


嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ。

松田くんはそんなことしない。

ずっと月葉のことが大好きで。

月葉一途で。

だから浮気なんてありえるわけが....ないよ。

月葉は寂しそうな目をした。

だけどすぐに笑って、空元気になって。

いつからそんな演技ができるようになったの?

そんな演技しても私にはわかるんだよ。

松田くんの大バカっ!!!!!



夏休みが終わり9月。

久しぶりに学校に行く。

もちろん月葉と。こういうのは松田くんがすることなんだろうけど。

松田くんからずっとLINEはこないらしく、月葉も送っていないらしい。

あたりまえとしか言いようがないか。

月葉はあの時の寂しい顔はしなくなっていた。

もう吹っ切れたのかな。

学校に着きいつものように雑談する。

すると外から聞いたことのない声が月葉を呼ぶ。

「あ、銀!!」

"銀"サッカー部のキャプテン。だっけ。

いつものように楽しそうに話す月葉。

そろそろやばそうだな。月葉と松田くん。

本当に、松田くんは何してんだか。