この世なんて、とはいったものの、私の人生は随分とあっさり終わってしまった。 『あ~あ…』 空の中で空を眺めるのも悪い気はしないけれど、ただ雲が流れるだけでつまらない。 ふぅ、と体を反転させると、そこには大勢の人が道路を埋め尽くしていた。 まだ、状況は変わってないらしい。 『おっそいなぁ~』 パトカーがわんわん音を鳴らすだけで、野次馬を集めるばかりだ。 『なんでかなぁ…』 ふとその時、私は死んで幽霊になったのだと、ひどく痛感させられた。