「はぁぁぁぁぁぁ・・・!!」
私は大きく息をはいた。

ただいまの時刻20時34分。
さっきから田中先輩とのLINEが止まらない。
会話がどんどんはずんでいって・・・止められない状況。

私は、かまわないけど・・・田中先輩に迷惑にならないのかな・・・。
それに・・・咲妃の好きな人なのに、こんなに一人、陰でこんなことしていいのかな・・・。

そんなことを思ってると田中先輩からLINEの新着メッセージが届いた。

[そういえば、来週からテスト期間だよな。水谷ってテスト期間、スマホ親に預けるとかそういうのあんの?]
あ・・・そっか。
来週からテスト期間だ。
忘れてた。

初めてのテスト期間だし、預けるかまではわからないや・・・。

[えっと・・・初めてのテスト期間で、まだよくわからないんですよね汗]

私は、文字の打ち間違いがないか必死に何度も読み返すと送信ボタンを押した。

あ~。。。早く既読ならないかなぁー。

うふふ。

なんだか楽しみ。

はやく返信きてほしいなぁ・・・。

って。。。

なんだ自分・・・どうしたんだ・・・

今の自分なんだったの・・・

キモ・・・今の自分キモ・・・。

そんなことを思いながらベッドにIN

寝ようと思ったときに田中先輩からの返信がはいってきた。

[そっか、親に預けるなら教えてな。急に返信こなくなると俺も不安なるし。]

[あ。分かりました!!私、そろそろ寝ますね!!明日の部活よろしくお願いします!]

そう打ってすぐさま眠った・・・。


次の日・・・。

「ふああぁ・・・」
私は大きなあくびをすると階段を下ってリビングに朝のご挨拶。

「おはよぅ・・・」
「あら、優里おはよう!朝ごはん冷めちゃうわ。早く準備して食べっちゃって~」
「はぁ~い・・・」

それにしても、こんなに眠くなる季節でよくお母さんはあんなに生き生きしてられるな・・・。

「いただきます・・・」
うんうん・・・お母さんの朝ごはん・・・。

最高だ・・・。

朝ごはんを終えると、なぜか、田中先輩の顔が浮かんだ。

「え・・・なんで?」

私は、声を出してしまった。

今のはたまたま頭の中で浮かんだ。だけだよね。

私は、あんまり気にせず学校にむかった。