「ねぇねぇ、なっちゃん
神山君ってどんな人⁇」
「澪花、あんた神山君に興味あるの?
ってか神山君のこと知らないの⁉︎」
「興味あるって言うか…
私、本当に神山君のこと会ったことないから知らないし、
神山君って、颯ちゃんと
1位2位を争うくらい人気なんでしょ?
だから、どんな人かなーって。」
「へー、まぁ神山君は人気あるよ!
でも、会ったことないってのは
嘘でしょっ!」
といってニヤニヤ笑ってる。
私はどうしてなっちゃんが
笑っているか分からなくて
頭の上にたくさんの『?』を
浮かべていると
なっちゃんは、ふふっと
笑って
「だって、神山君って
今朝澪花にぶつかって来た人だよ?」
「ぇえっ⁉︎」
私は、驚きのあまり
ついつい大声を出してしまった。
それから、なぜか私は
神山君を意識するようになっていた。
なっちゃんが
颯ちゃんに向かって
「可愛い子を好きになると大変ね。」
なんて、言ってるとは知らずに、、、