チャイムがなってすぐに二組へ行った。


   もちろんハルもつれて。

   
   彼は教室の前に立っていた。
  

  〔で、なに?〕


  「あ、私四組の友坂 香緒瑠(トモサカ カオル)といいます。」


  [私は春田 歩美(ハルタ アユミ)です。]


  「カノウくん。野球はできますか?」


  〔できるけど…なんで?〕


  「助っ人として私のチームの試合に出場してください。」