私は夢を見た。

それはあいつが一生懸命走っている夢。
グラウンドの風が彼を包んで、空気も変わって、あいつは真剣な顔で走っていた。

汗が額から落ちて、髪の毛も濡れてて、走るたびに伸びる足の筋肉がかっこよくて、体は筋肉が程よくついてて中学の時より少し背の伸びたあいつが頑張っていた。

私はあいつのことを忘れた事は一度もない。
忘れたいって思っても頭から離れないんだ。
中学の頃に戻りたいな。
今でも思い出す。一緒に過ごした日々を。