恭ちゃんに初めて電話をしたのは、公園で別れた後、すぐだった。
『ビックリした?電話かけたよ!今日はありがとう。』
私はさっき恭ちゃんと話した時と同じよう、笑えていた。
『本当ビックリした!今週末はさ、必ず出てきて?いい?』
そうゆう恭ちゃんに
『うん。分かった!また週末ね!』
と約束した。
夏のクラブはやっぱり人が多い。
ごった返すフロアで今週もまた恭ちゃんを見つけた。
『お疲れ』 『疲れてないよ~』
いつもの恭ちゃんだ。
『今日は紹介したい人がいるんだ!』
とゆう恭ちゃん。
この間、たくさん紹介してもらったばかりだ。
友達が多いのは分かるけれど、一気に紹介されても覚えきれない。
『うん。』と乗り気ではない返事をよそに恭ちゃんが連れてきたのは、明らかに年上の女性だった。
(え…なにそれ…)
気持ちが顔に出ていた。
(紹介するのはいいけど、彼女ってこと?)
その女性は恭ちゃんと同じ笑顔で近付いてきた。
『こいつ俺の連れのエリ!いい奴だから、何かあれば相談して!』
エリさんが 『よろしくね!』 と笑い、手を差し出してきた。
それに応えるように私も 『よろしくお願いします。』と握手を交わした。
それからエリさんは私のそばを離れなかった。
エリさんは色んな話をしてくれた。
恭ちゃんとはクラブで知り合ったとゆう事。
私たちよりも年上で恭ちゃんは弟みたいだとゆう事。
そして、恭ちゃんが私の為にエリさんを呼んだとゆう事。
『恭ちゃんから電話きてさぁ、紹介したい子がいる!とか言うもんだから、てっきり彼女かと思っちゃったんだ!』
『違ったんだね。ごめん。舞い上がっちゃって!でも嬉しかったんだよ!そんな事言うようになったんだ~って!』
エリさんは少し興奮していた。
『恭ちゃん、あなたの事、気にかけてた。』
最後は聞こえない振りをした。
恭ちゃんは優しい人だ。
それは知っていた。
でも心配してもらうほど仲が良い訳ではない。
私は黙ってフロアを出た。
帰ろうかと思ったが、挨拶なしに帰るのは感じが悪過ぎる。
もう一度フロアに戻りエリさんを探した。
深夜が近付いているクラブは先ほどよりも人が多い。
(見つからない…どうしよう…)
そう思った時、
『いた!!』
と声がした。
振り向くと恭ちゃんが笑って、私の手を引いていた。
『どこにいたの~?』と笑う恭ちゃん。
その隣にはエリさんもいる。
『見つけられて良かった~!』と笑うエリさん。
『ごめんなさい。今日はもう帰るね。エリさん、今日はありがとう!それから恭ちゃんも。本当にありがとう!』
そう言って帰ろうとする私の手を引いたのはエリさんだった。
『恭ちゃん、人が多いし、送ってあげてよ!私心配だから!』
『了解~!じゃぁエリ!またな!』
そう言って恭ちゃんは、エリさんから託された私の手を引いた。
帰り道、恭ちゃんと公園に立ち寄った。
『エリさんを紹介してくれてありがとう!とってもいい人だね!』
私はまた笑顔だった。
『あ~いいんだよ!エリは本当いい奴だからさ!仲良くして!』
そう笑顔で答えた。
恭ちゃんは誰もが憧れる顔立ちだ。
でも、それ以上に本当にいい人だった。
いつも笑っていて、優しい。
人を惹きつける魅力がある。
恭ちゃんの事がだんだん分かってきていた。
でも恭ちゃんの全てを知った訳ではない。
もちろん、恭ちゃんも私の全てを知った訳ではない。
でもそれでいいんだ。
思い出したくない事も話したくない事もある。
私は晃をまだ思っていた。
『ビックリした?電話かけたよ!今日はありがとう。』
私はさっき恭ちゃんと話した時と同じよう、笑えていた。
『本当ビックリした!今週末はさ、必ず出てきて?いい?』
そうゆう恭ちゃんに
『うん。分かった!また週末ね!』
と約束した。
夏のクラブはやっぱり人が多い。
ごった返すフロアで今週もまた恭ちゃんを見つけた。
『お疲れ』 『疲れてないよ~』
いつもの恭ちゃんだ。
『今日は紹介したい人がいるんだ!』
とゆう恭ちゃん。
この間、たくさん紹介してもらったばかりだ。
友達が多いのは分かるけれど、一気に紹介されても覚えきれない。
『うん。』と乗り気ではない返事をよそに恭ちゃんが連れてきたのは、明らかに年上の女性だった。
(え…なにそれ…)
気持ちが顔に出ていた。
(紹介するのはいいけど、彼女ってこと?)
その女性は恭ちゃんと同じ笑顔で近付いてきた。
『こいつ俺の連れのエリ!いい奴だから、何かあれば相談して!』
エリさんが 『よろしくね!』 と笑い、手を差し出してきた。
それに応えるように私も 『よろしくお願いします。』と握手を交わした。
それからエリさんは私のそばを離れなかった。
エリさんは色んな話をしてくれた。
恭ちゃんとはクラブで知り合ったとゆう事。
私たちよりも年上で恭ちゃんは弟みたいだとゆう事。
そして、恭ちゃんが私の為にエリさんを呼んだとゆう事。
『恭ちゃんから電話きてさぁ、紹介したい子がいる!とか言うもんだから、てっきり彼女かと思っちゃったんだ!』
『違ったんだね。ごめん。舞い上がっちゃって!でも嬉しかったんだよ!そんな事言うようになったんだ~って!』
エリさんは少し興奮していた。
『恭ちゃん、あなたの事、気にかけてた。』
最後は聞こえない振りをした。
恭ちゃんは優しい人だ。
それは知っていた。
でも心配してもらうほど仲が良い訳ではない。
私は黙ってフロアを出た。
帰ろうかと思ったが、挨拶なしに帰るのは感じが悪過ぎる。
もう一度フロアに戻りエリさんを探した。
深夜が近付いているクラブは先ほどよりも人が多い。
(見つからない…どうしよう…)
そう思った時、
『いた!!』
と声がした。
振り向くと恭ちゃんが笑って、私の手を引いていた。
『どこにいたの~?』と笑う恭ちゃん。
その隣にはエリさんもいる。
『見つけられて良かった~!』と笑うエリさん。
『ごめんなさい。今日はもう帰るね。エリさん、今日はありがとう!それから恭ちゃんも。本当にありがとう!』
そう言って帰ろうとする私の手を引いたのはエリさんだった。
『恭ちゃん、人が多いし、送ってあげてよ!私心配だから!』
『了解~!じゃぁエリ!またな!』
そう言って恭ちゃんは、エリさんから託された私の手を引いた。
帰り道、恭ちゃんと公園に立ち寄った。
『エリさんを紹介してくれてありがとう!とってもいい人だね!』
私はまた笑顔だった。
『あ~いいんだよ!エリは本当いい奴だからさ!仲良くして!』
そう笑顔で答えた。
恭ちゃんは誰もが憧れる顔立ちだ。
でも、それ以上に本当にいい人だった。
いつも笑っていて、優しい。
人を惹きつける魅力がある。
恭ちゃんの事がだんだん分かってきていた。
でも恭ちゃんの全てを知った訳ではない。
もちろん、恭ちゃんも私の全てを知った訳ではない。
でもそれでいいんだ。
思い出したくない事も話したくない事もある。
私は晃をまだ思っていた。
