私は第2高校の2年生。
クラスメートと馴染めるような性格ではなかった。いつも大人ぶっていた。遊ぶ人は年上の人ばかり。クラブにバー、パーティーなど、高校生とは思えないような遊び方をしていた。
背伸びしていた。まわりとは違うと思われたかった。学校では誰とも口をきかなかった。もちろん先生とも。だから学校では腫れ物に触るように扱われた。
それで良かった。むしろそれが一番楽だった。
でも外での私はまるで別人。
よく笑うしよく話す。
夜の暗さで自分を変える事が出来た。
そんな私に晃はとても眩しかった。
男前とは言えない顔立ち。
オシャレとは言えないダボダボなズボン。
だけど瞳がキレイだった。
日焼けのせいかもしれないけれど。
まっすぐに光る瞳が印象的だった。
家に着いてベッドに倒れ込むほど疲れてなかった。
むしろ興奮している。
『また連絡する』
と言われてから携帯を手放す事が出来なかった。
すぐに携帯が鳴った。
『今日はありがとう!また会いたい。次の週末の予定は?』
確信した。
私は晃が好きだ。
初めて会った時からもう好きだったんだ。
『もちろん空いてる!私も会いたい。』と入力。
だけど最後の六文字を消去。送ったのは、
『もちろん空いてる!楽しみにしてるね!』
素直にメールを送ることが出来なかった。
その事が引っかかっていた。
何度かやりとりした後、週末までの時間を待った。
なにも変わらない生活。学校も夜の遊びも今まで通り。
だけど木曜日の雨の今日は家にいた。別に意味はない。
でも今日は気分じゃなかった。
だって夏の終わりの雨が上がればすぐに寒くなってしまうから。
この夏は私にとっては特別だから。
携帯が鳴った。着信だった。
ディスプレイを見ると
『晃』
と表示されていた。
昨日まではハートマークも付けていたが子供っぽいと思われたくなかったから削除した。
すぐに出たかったが3コール鳴ってからボタンを押した。
『もしもし。今なにしてた?』
晃の声だ。
嬉しい。
でも悟られたくなかった。
気持ちに気付かれたくなかった。
『あ~今?家にいるよ。どうしたの?』
『いや、会えるかなと思って…』
言葉が出なかった。ベッドに横たわる。
私も会いたい。
『いいよ~!分かった!どれくらいで着く?』
『もう近くなんだ!』
ビックリした。胸の高鳴りが止まらない。
『オッケー』
と返した後、すぐに家を出た。
クラスメートと馴染めるような性格ではなかった。いつも大人ぶっていた。遊ぶ人は年上の人ばかり。クラブにバー、パーティーなど、高校生とは思えないような遊び方をしていた。
背伸びしていた。まわりとは違うと思われたかった。学校では誰とも口をきかなかった。もちろん先生とも。だから学校では腫れ物に触るように扱われた。
それで良かった。むしろそれが一番楽だった。
でも外での私はまるで別人。
よく笑うしよく話す。
夜の暗さで自分を変える事が出来た。
そんな私に晃はとても眩しかった。
男前とは言えない顔立ち。
オシャレとは言えないダボダボなズボン。
だけど瞳がキレイだった。
日焼けのせいかもしれないけれど。
まっすぐに光る瞳が印象的だった。
家に着いてベッドに倒れ込むほど疲れてなかった。
むしろ興奮している。
『また連絡する』
と言われてから携帯を手放す事が出来なかった。
すぐに携帯が鳴った。
『今日はありがとう!また会いたい。次の週末の予定は?』
確信した。
私は晃が好きだ。
初めて会った時からもう好きだったんだ。
『もちろん空いてる!私も会いたい。』と入力。
だけど最後の六文字を消去。送ったのは、
『もちろん空いてる!楽しみにしてるね!』
素直にメールを送ることが出来なかった。
その事が引っかかっていた。
何度かやりとりした後、週末までの時間を待った。
なにも変わらない生活。学校も夜の遊びも今まで通り。
だけど木曜日の雨の今日は家にいた。別に意味はない。
でも今日は気分じゃなかった。
だって夏の終わりの雨が上がればすぐに寒くなってしまうから。
この夏は私にとっては特別だから。
携帯が鳴った。着信だった。
ディスプレイを見ると
『晃』
と表示されていた。
昨日まではハートマークも付けていたが子供っぽいと思われたくなかったから削除した。
すぐに出たかったが3コール鳴ってからボタンを押した。
『もしもし。今なにしてた?』
晃の声だ。
嬉しい。
でも悟られたくなかった。
気持ちに気付かれたくなかった。
『あ~今?家にいるよ。どうしたの?』
『いや、会えるかなと思って…』
言葉が出なかった。ベッドに横たわる。
私も会いたい。
『いいよ~!分かった!どれくらいで着く?』
『もう近くなんだ!』
ビックリした。胸の高鳴りが止まらない。
『オッケー』
と返した後、すぐに家を出た。