スーツを着て、パンプスを履いた。
鏡にうつる私は少しだけ大人に見えた。
働き始めて1週間。
とにかく忙しかった。
恭ちゃんとはあまり会えなくなっていた。
だけど、2人の関係は変わっていなかった。
連絡は取り合っていたし、電話越しの恭ちゃんはいつも笑っていた。
だけど、会えなくなってから恭ちゃんも少し忙しそうだった。
恭ちゃんはいつも友達と遊んでいた。
2人の関係は変わっていなかった。だけど、変わる前兆だったのかもしれない。
週末、恭ちゃんはつかまらなかった。
『予定があるんだ…ごめん。来週は?』
恭ちゃんの顔が見えなかった。
電話では伝わらない。
恭ちゃんの謝罪も、私の寂しさも。
クラブへ行った。
恭ちゃんと降りた階段も今日は1人だ。
恭ちゃんの顔が見えない事がやっぱり寂しかった。
ドアを開けてすぐにフロアに行った。
誰かと話す気分ではなかった。
踊った。とにかく踊り続けた。
何も考えたくなかった。
深夜をまわって、ピークタイムを過ぎた頃、疲れてきっていた。
フロアから出てカウンターに目をやる。
見覚えのある後ろ姿。
いつだって私を探していた。
いつだって優しかった。
優しかったのに…
恭ちゃんは笑っていた。
だけど、私は知らなかった。
(…誰? その子誰なの?)
もう分からなかった。
恭ちゃんは私に気付いた。
振り向いた恭ちゃんは笑っていなかった。
多分笑っていなかった。
薄暗いクラブでも恭ちゃんの顔が見えなかった。
鏡にうつる私は少しだけ大人に見えた。
働き始めて1週間。
とにかく忙しかった。
恭ちゃんとはあまり会えなくなっていた。
だけど、2人の関係は変わっていなかった。
連絡は取り合っていたし、電話越しの恭ちゃんはいつも笑っていた。
だけど、会えなくなってから恭ちゃんも少し忙しそうだった。
恭ちゃんはいつも友達と遊んでいた。
2人の関係は変わっていなかった。だけど、変わる前兆だったのかもしれない。
週末、恭ちゃんはつかまらなかった。
『予定があるんだ…ごめん。来週は?』
恭ちゃんの顔が見えなかった。
電話では伝わらない。
恭ちゃんの謝罪も、私の寂しさも。
クラブへ行った。
恭ちゃんと降りた階段も今日は1人だ。
恭ちゃんの顔が見えない事がやっぱり寂しかった。
ドアを開けてすぐにフロアに行った。
誰かと話す気分ではなかった。
踊った。とにかく踊り続けた。
何も考えたくなかった。
深夜をまわって、ピークタイムを過ぎた頃、疲れてきっていた。
フロアから出てカウンターに目をやる。
見覚えのある後ろ姿。
いつだって私を探していた。
いつだって優しかった。
優しかったのに…
恭ちゃんは笑っていた。
だけど、私は知らなかった。
(…誰? その子誰なの?)
もう分からなかった。
恭ちゃんは私に気付いた。
振り向いた恭ちゃんは笑っていなかった。
多分笑っていなかった。
薄暗いクラブでも恭ちゃんの顔が見えなかった。
