次の日、春は学校に来なかった。 やっぱりまだ入院中なのかな。 「遊佐さん」 「は…はい」 「津知さんのこと、なのですけど…」 「…!? 春は、春はどうなったんですか!?」 担任の小田原京子先生が私に曇った表情を向けるものだから 私は心配になり、思わず叫んでしまった。 先生は表情を全く変えないまま、こう、私に告げた。