うサぎさン。


しばらくたち、某然と立ち尽くす私の目の前に救急車が通った。

私は思わずダッシュで駆け寄り

「女の子が…!女の子が下に…っ!!!」

と泣きじゃくりながら説明した。
春を探すため、事故の後ろ側を救急隊員と確認すると右腕が下敷きになってしまって、それを必死に取ろうとする春がいた。