適当魔法少女・りおん!!


「りおん、8分前だ――お弁当は無理だな――」


「うん、わかった――まぁまたやっちゃったから、魔法少女も今日で終わりかな――」


寂しさと切なさが溶け合うりおんの想い――。


「さあ、どうかな――世界は複雑だからな、色々と――」


含みを持たせるステッキさん――しかし、淡い期待である事もわかってはいる――。


「さぁて、最後だからド派手にやっちゃいますかって事で、リンスっ、キャシーっ、今からお仕置きするから――」


ステッキさんの先端には、既にピンク色の球体が形成され、膨張する――。


「退職ついでに、技の名前も盛るからねっ――」




「ムーンクリスタルヒーリングセレニティー―リリカル―超電磁―ハングマン―はぐれスラッシュ純情派―汝のあるべき姿に戻らなくていいから―月に代わって引き籠ればいいんじゃねぇみたいな―ブルーウォータージャラスティック―ハレーーーションーーッ――」


直径5メートル程のハレーション弾を、ステッキさんを両手で持ったりおんは、「適当」に盛った技を叫び、リンスロットとキャサリンへ向け全身を駆使して桃色球体をリリースする――。


尋常ではない塊が、二人に迫る――。