適当魔法少女・りおん!!


平坦な物言い、静かな眼差し、粛々とした動作で、ステッキさんの先端に想いを込め、スラッシュ弾を形成するりおん――。



「あのさぁ、お二人さんの為に今回だけネタバラしするけど――」


「さっきのはぁ――」




「誠意って、何かね――のアレンジヴァージョンだよっ――」


禁断のネタバラしに、やるせなさを織り込ませた声の表情で、「規格外」に成長した白く光るスラッシュ弾を防壁へリリースするりおん――。


「あんなもので、わたくしの防壁が――」


静かに触れ合うリンスロットとりおん――。


ブルースターの攻撃など、こんなもの――笑いさえ込み上げる感情を押し殺し、優位性を楽しむリンスロット――。


ちらりと、その様子を横目で伺い、「よく頑張ったよ」とキャサリンは心情でりおんを労う――。



リンスロットの防壁と接触したりおんのスラッシュ弾は、二人の得意気な表情の層を一枚づつ捲る様に、輝く球体は回転し、防壁を絡め取ってゆく――。


「う、嘘ですわ――」


「こまっしゃくれの防壁が、あんな簡単に――」


二人が焦り、そう言った時には「誇らしく」聳えていた防壁は、スラッシュ弾に取り込まれていた――。