「ステッキさんっ、あれをやるよっ――」
「致し方ないか――また反省文とあのお茶を飲む事になるが――いいだろう、私が責任を持つ――」
覚悟を定めたステッキさん――。
「ひばりは少し離れていて――」
優しい口調と腕の仕草で、ひばりを防壁から遠ざけたりおん――。
「そこの二人っ、適当魔法少女の生き様、見とけやぁーーっ――」
「ステッキさんっ、お願いします――」
もうどうにでもなれ――りおんは、あらゆる呪縛を捨て、叫んだ――。
「うむっ――りおん、バイオフィードバックだっ――」
ステッキさんが輝き、呼応したりおんの全身から熱と念が放出し、お団子髪はほどかれ、解放された髪の毛が逆立つ――。
同時に頭の中で、謎の声の主がりおんの意識に語りかける――。
「バイオフィードバック――戦う意思が、お前の身体を最終兵器に変える――」
細胞をも震わす重低音と魔法思念が、りおんを中心に波紋の様に広がり、全てを支配してゆく――。
ひばりも、リンスロットやキャサリンも、場の主導権がりおんに移った事実を感じ、魔法思念の強さがもたらす底知れぬ怖さに触れ、魂が動揺し冷える――。
昼休み終了まで――残り17分――。



