「シルフィとハンセン、聞こえてるでしょっ――魔法出力を強制終了しなさい――」
動けないひばりを見かねて、月下美人は「奥の手」を各ポーターに打診する――。
「それが、終了コードがリンスロット側からキャンセルされて――」
「ふっ、キャシーも嬢ちゃんも、裏コードを使ってるな――それから俺とシルフィの魔法出力抑制なんて、とっくにバレバレさ――こうなったら地獄の果てまでつき合うだけさぁ――」
シルフィは動揺し、ハンセンは「人生なんてこんなもの」ともう達観し、月下美人の策を閉じた――。
「ちっ、堅物姫と無邪気ビッチがっ――」
月下美人から「本音」が漏れる――。
「大丈夫、りおん――さっきから、うぅーって唸っているけれど――」
「うぅーっ、昨日夜更かししちゃって予想通りの朝寝坊――急いでお父さんの作ったお弁当を鞄に入れて、家を出たから――」
「それじゃぁ朝ごはん、食べていないのね――」
「はぁぁいぃっ――」
「リンスロットさんにキャサリンさん、昼休みが終わってしまいます――りおんがお弁当を食べたいから、今回も引き分けでいいですね――」
りおんを哀れんだひばりが、最終判定を下す――。



