「適切な攻撃って、この程度かいっ――んじゃ今度はこっちの番だぜっ――」
キャサリンがハンセンを器用にしならせ、威力が最大限に発揮されるポイントで思い切りハンセンを振り回す――。
赤く輝く鞭が、リンスロットを襲う――。
「いつもながら、工夫のない攻撃――」
「シルフィ、防御シールドレベルB展開――」
「了解しました、リンスロット――」
攻撃の威力を瞬時に解析したリンスロットは、手練れた声でシルフィに適切な防御レベルを指示する――。
シールドに阻まれたハンセンは、含み笑いを残し、キャサリンの元へ戻る――。
「ちっ――」
「くっ――」
互いの苛立ちが、宇宙空間に溶ける――。
「ひばりぃ、引き分け判定下して帰ろうよ――」
そろそろ「限界」のりおんが、ひばりを急かし始める――。
「そうねぇ、このまま続けても決着つきそうにないし――」
「りおんちゃんに賛成だねっ――もうテキトーに判定して帰ろうぜぇ、ひばり――」
別の要因で苛立ちの感情の覗かせるりおんが、ひばりにねだり、月下美人もこれ以上は――と、匙を投げる――。
「あーぁ、お腹空き過ぎて限界だよぅ――今何時ぃ、ステッキさん――」
苛立つ自分にも疲れた様な声を絞り、りおんはステッキさんに聞いた――。



