適当魔法少女・りおん!!


「そこっ、何を関係ない話をしているのですかっ――今日はわたくしの方が優勢ですわよっ――」


「優勢だぁ、おかしな事言ってんじゃないよっ――さっきから防御シールドばっか張って、逃げ腰じゃないかっ――」


「全く何もわかっておりませんのね――闇雲に攻撃したって効果などありませんのよ――」


「攻撃というのは、適切なタイミングと適切な出力で行うものですわよ――例えば、こんな風にですわっ――」


これぞ正統派――古式ゆかしいリンスロットのコスチュームに、風格さえ漂うシルフィの立ち振舞い――。


そのシルフィの先端が青白く発光し、高出力スラッシュレーザーがキャサリンに放たれる――。



「ハンセンッ――」


「おうよっ、キャシーッ――」


ステッキさんとは異なる質の低音に、色気が含まれた声のキャサリンのポーター、ハンセンが、しなやかな鞭の軌道で防御シールドを展開し、攻撃をいなす――。


「ふうぅ、危ねぇ危ねぇ――あの嬢ちゃん、やるじゃねぇか――」


リンスロットにしてみれば、カウボーイハットと、りおんより派手で露出の伴うチアガール風の上半身に、破廉恥なホットパンツとそこから絶妙にはみ出る、仄かに色気が匂う発育のいい太股の肉と、ウエスタンブーツで締め括る下半身を見せびらかし、自由自在にハンセンを使いこなすキャサリンは、何処か「抑制」という見えない枠で囲まれている自分からは羨ましく映り、しかし同時に腹立たしいという感情も心で渦巻き、「負」の想いに変換され、自身に、キャサリンに向かう――。


それが嫌でもあり、魂の拠り所でもあるリンスロットの心情模様――。