すかさず対抗するクラスメイト――。
その後、細かくレートが上がり各陣営、三万で動きが止まる――。
潮時と見たアンテロッティが、まとめにかかる――。
「もう、いないかい――10秒後にベット終了だよっ――」
小競り合いが映し出される画面の端で、カウントダウンが開始される――。
10、9――。
誰も「勝負」に出ない――。
8、7、6、5――。
これまでの最高レート達成に「胴元」としての顔が綻ぶアンテロッティ――。
4、3、2、1――。
「ゼ――――」
「りおんに十万――」
これまでの対決の賭けに参加せず一人、枠外で様子見を決め込んでいた、朴訥なドミニク―コステリッツが、まさかのりおん推し――しかも十万――。
どよめく教室――空気が震える――。
「アンテロッティ、これってありなのかいっ――」
賭けた一人が、胴元に詰め寄った――。
「いいんじゃないか――大勝負に打って出るなら、今までもひばりという選択肢もあった筈――」
「んまぁ、ひばりは自分の役割を心得ているから、私も皆もひばりに賭けるなんて考えもしなかった――」
そう言われ、「うーん」と皆が頷く――。



