「さぁ、張った張ったぁ――イギリス対アメリカ――」
「名門、ロナール家そして欧州期待の星、リンスロット――方や、表現と魂の自由を愛し、その思想を全身で表す、しがらみ皆無のキャサリン――」
「これまでの戦い、全てドローで決着つかず――今回は果たしてどうか――」
「特別ゲストのデブリクラッシャーりおんが加わって、何やら波乱の予感――さぁ、どんどん張ってくれぇ――」
1年インターナショナルクラス――。
黒板がスクリーンと化し、喧嘩の様子が中継され、教壇でダリオ―アンテロッティが熱弁を振るい、煽る――。
「リンスロットに千円っ――」
「キャサリンに二千円――」
少女に似つかわしくない言葉が、教室の至るところから飛び交う――。
「リンスロットに一万――」
「おおーーっ――」
シルフィナ―ローグの賭けに、教室が沸く――。
「おぉっと、ローグがレートを吊り上げたぁ――」
アンテロッティの強かな瞳がニヤリと笑い、煽りに拍車をかける――。
「対抗するヤツはいないかい――リンスロットが勝ったら、ローグの一人勝ちだよっ――」
「キャサリンに同じ一万っ――」
「いや、ドローに一万――」



