適当魔法少女・りおん!!


入学当初から、それは始まった――。


最初は、テーマに沿った言い争いが展開されるのだが、互いに気持ちが加熱されると、容姿や性格、国の習慣、文化などの非難合戦へと論点が変容してゆく――。


それぞれのお国柄らしく、思った事をフィルターに通さず、直線的な物言いのキャサリン――。


シニカルという薄皮を言葉にくるみ、「ひと手間」加えるリンスロットの表現――。


年端もない少女達による、「代理戦争」――。



「んで、ひばり様――どっちがどっちなの――」


「キャサリンさんが醤油――リンスロットさんは、じゃあソースと思うでしょ――」


「まぁ、対決の図式から言えば――」


「でもね、リンスロットさんたら、塩コショウが一番だって――」


「あぁ、なる程――」


府に落ちた様に、りおんは頷き、リンスロットの性格を理解した――。


「ソースと言わないところが、リンスロットさんらしいわね――」


ひばりが補足し、性格の真意を深めた――。



睨み、対峙する二人――。


膠着した状態に、タイミング良くチャイムが鳴る――。


「鏡花が、もう来たよっ――」