「ったく、その名門で御座いって、気取った態度がムカつくんだよっ――」
「あら、意識してるつもりはないのですけれど、気に障ったらごめんなさい――テキサスの田舎娘さん――」
キャサリンが切り込み、リンスロットが、「丁寧」な嫌味で応じる――。
「ふざけるなっ――ダラスは都会だっつうの――このっ、いつもぐずついた空の下の、こまっしゃくれたロンドンお嬢様ぁーっ――」
「くっ――ああ言えば、こう言って――まぁそうですわね――薄いコーヒーとコーラばっかり飲んでいたら、脳の思考も子供のままで成長なんかしないですものねぇ――」
涼しい目で、「ほぉーっほっ」と右手の甲を唇に寄せ、キャサリンを哀れむリンスロット――。
「メシのマズイ国の勘違い高飛車女に言われたくないないねぇ――」
「た、高飛車――あなたこそ、ステーキと炭酸飲料と、くどくて甘ったるいチェリーパイばかり食べているから、ブクブク、ぷにぷにの体つきになるんですわよ――」
「私はそんなに太ってないよっ――何ぃ、サンドウィッチだぁ――まどろっこしいんだよっ――あんなもん肉汁滴る肉をパンで上下から挟んで、豪快にかぶりつけっつうの――」



