色調を変化させている空に、りおんは言い、ため息を漂わす――。
「そう暗くなるな、りおん――ネタを言い合えるひばりを得たではないか――それだけでも収穫だ――」
「それは嬉しかったんだけど、怖いよリンスロットって子――明らかにわたしを嫌ってるよね――」
「まぁりおん、気にするな――彼女もひばり同様、しがらみがあるのだ――色々とな――」
「妙に低い声で、意味ありげに言うけど、リンスロットの事何か知ってるの――」
「んんんっ、ま、まぁそのあたりは追々な――」
「また適当にはぐらかして――これからは大切な事は、早めに言ってよねっ――」
「わかった――」
「あと、ステッキさん確認だけど――」
「どうした――」
「ここまで、劇的な展開や魔法バトルとか全然ないけど、その、大丈夫だよね――」
歩く速度が緩み、鬱ぐりおん――。
「心配ない――ここで路線変更などしたら、それこそ無印りおんから応援してくれている読者様を裏切る事になる――」
「荊の道は、最初からわかっていた筈だ――楽になりたいからと、自分の想いを裏切るなんて事は、してはいけない――絶対にな――」
「ホント、たまぁに良い事言うんだよねステッキさんって――」
吹っ切ったりおんは、歩を速め、未来を見据える――。
「それより、りおん――クラスを見てどう感じた――」
「えっ――うぅーん、人数が少ない――男子がいない――」
「変な胸騒ぎがする――」
空というパレットの、相反する色の絵具が濃く混じり合い、世界はもうひとつの顔を覗かせ始める――。
「わかってきたな、りおん――」
「そう、あのクラスの全員――」
「魔法少女だ――――」



