原始魔法少女の誕生に呼応して産声を上げた副産物がある――。
ダークエネルギーの襲来――。
無論、人類に「策」はなかった――。
原始魔法少女の使い方を理解できていなかった魔法元老院、人類はただ怯え、震えた――。
災害、疫病――人間は追い詰められる――。
それに比例して加速する「非道」な実験――。
散々、三人の少女の心と躰を貪った挙げ句、魔法元老院は最後の手段を講じる――。
魔法鉱石の鉱脈に寄り添う様に「埋蔵」されていたポーター、正式名称――アン―イグジスタンス―スティックを三人の少女に「捧げる」決意を――。
何故、そこに、さも見つけて下さいと言わんばかりに「存在」していたのか――。
誰が――――明らかに我々の「同胞」ではない者達の「贈り物」に、魔法元老院でさえ恐れ、発掘、分析を躊躇した――。
だが、人類の存亡――いや、自分達の身の危機を振り払い、世界を思うままに操りたい彼らは遂に「禁断の果実」を少女達に与える――。
神々しい光景――。
少女がポーターに触れた瞬間、躰は光り輝き、宙を舞い、ポーターの先端からは、もはや解析すら不可能なエネルギー弾が放たれる――。
こうして彼女達は、原始魔法少女の陰惨な過去の皮を剥ぐ――。
最初の魔法少女――。
ダイレクトが飛翔した――。



