「いいえっ、そんな事ありませんっ――」
不意を突かれたりおんは、反射的に立ち上がり上擦った声で言った――。
「うふふふっ――そうですか――」
おそらく「本心」が言わせたりおんをエレノアは優しく見つめ、はにかむ――。
「あのう、エレノア先生――」
「何ですか――」
「その――リンスいえ、リンスロットさんとは仲が悪いんですか――」
「そう見えますか――」
幾分か空間が「締まり」エレノアの眼が研ぎ澄まされる――。
「確かに、普通の姉妹関係とは異なるかもしれませんね――歳が離れているのもその一因でしょうか――」
「でも、そんなものですよ、ロナール家では――」
「そうなんですか――」
「ここだけの話、妹を嫌いな姉なんていません――互いを嫌いなんて言う姉妹は何処か精神が歪んでいるのかもしれませんね――」
「はぁ――」
「りおんさんには私とリンスロットとの風景は、不思議に映るのかもしれないですね――」
「でも私は、監理局の本部が日本に移り、魔法少女の皆さんが一緒のクラスで授業を受け共に過ごす――こんな事、前例がありませんし、まして評議院では考えもつかないでしょう――」



