しかして「緊張」の姉妹関係――。
冷徹なエレノアの趣――。
りおんに対する何処か「つれない」対応と言葉――。
エレノアの深層心理を理解するには、かつて最強魔法少女の名声を欲しいままにしていた「時点」の少女時代まで遡らなければならないが――――。
進路指導室――。
立ち竦むりおん――。
室内に鏡花はいない――。
いるのは、自分に冷たい、いや、嫌っているエレノア先生がソファーに座り、わたしを待ち構えている――。
きっと、そうなのだ――と、りおんの表情は曇る――。
「失礼します――」
「どうぞ――」
引き戸を開け「異空間」に足を踏み入れるりおん――。
そこに鏡花の面影は一切残っていない――。
厳しい中にも何処か「優しい」雰囲気を醸し出していた鏡花の進路指導室――。
まるで正反対のエレノアが棲まう進路指導室――。
北欧家具でまとめられた室内――本来なら、シンプルで品があり「温かみ」が醸造される筈の空間に、エレノアの美し過ぎるが故の「冷気」が漂い、室温を下げる――。
通常の学校施設では叶えられない室内空間――。
皇華月と監理局、更には評議院との関係はどの様に絡み合っているのか――。



