事実、ロナール家は女系であり、最強魔法少女の「名誉」と「支配」を維持する為、代々婿養子を迎え入れている――。
二人の父、ロナール―クロフォード―ドワイトもその一人である――。
名門の家柄――。
富と名声――。
そこには常に人間の性として「誹謗中傷」や「悪意」が取り憑く――。
何故、エレノアとリンスロットは歳が離れているのか――。
自ずと出生に纏わる話に「興味」が集中するのは、この階級層の定番――。
どちらが「本妻」の娘で、どちらが「妾」によって産み出された娘なのか――。
イギリス「伝統」のタブロイド紙ばりのゴシップ記事が出ては消え――その繰り返しが続く――。
そんな「どうでもいい事」に人生を費やす程に、生活に不安のない資産を得ている者達の魂は「安く」成り下がり「貧弱」である――。
無論、ロナール家はエレノア、リンスロット共に妻であり母親であった、シャルテリーゼの娘であるとの主張を崩さない――。
金持ち――喧嘩せず――。
一度「公式」にアナウンスして以降、ロナール家は沈黙を貫く――。
家柄の名声と振る舞い――舞い踊る背後で垣間見せる評議院の「圧力」を燻らせながら――。



