「ウケるぅ、超ウケ、鬼ウケ、メガウケ、アンドロメダウケるぅーー――ってか名前ナッシングなんてウルトラテキトーじゃん――」
「は、はぁ――すいません――」
「いやぁ、ギガパネぇっすりおんちゃん――」
りおんの適当さに「感嘆」するマリカは、肉づきのいい人差し指で「すうっと」空間に切れ目を入れる――。
裂け目の「異次元空間」から、ぬうっと姿を現すマリカのポーター――。
「紹介すっねぇ、マリカのポーター、ジュリアナちゃんでぇーーす――」
懐かしいユーロビートを轟かせ、ラインストーンを「これでもか」と盛ったきらびやかなジュリアナをりおんや周りに見せつけるマリカ――。
「ステッキさんとやらを貸して――」
マリカがりおんからステッキさんを取り上げる――。
「ステッキさんちゃん、マリカとジュリアナちゃんどぇーーすっ、よろぉーーっ――」
「お、御手柔らかにお願いします――」
かしこまるステッキさんとジュリアナを突き合わせる――。
「誰かと思えば、あなたですか――相も変わらず本当の名前で呼ばれないなんて、らしいというか、不遇というか――」
「これも性分だ――名前が変わったな――」



