「そうですか――お二人にお任せします――」
りおんの言葉に、別の人物を重ね合わせ、一瞬、過去を振り返り楽しんだ鏡花は、それ以上の言葉と懸念を封鎖した――。
「りおん、お前達も創声合体か――」
「違うよっステッキさん――もうひとつネタを用意してるから――」
「そ、そうか――」
「ひばりお姉様、あれを使うわ――」
「えぇ、良くってよ――」
『フューーージョンっ――』
二人の人差し指が触れ合い、躰が輝く――。
煌めきの中でコスチュームは消失し、りおんとひばりの「穢れなき裸身」が顕になり、躰と躰が融け合い、魂が結ばれ、新たな衣装が纏われてゆく――。
無論、その過程は健全と卑猥の曖昧な境界線をシルキータッチで撫でる描写を施され、倫理上、何ら問題はない――。
二人を包んでいた輝きが消え、ちょっとだけボンとキュッとボンとなった「ひばりおん」が爆誕した――。
「おおおーーっ――」
「本当に合体できた――何だかとても温かい――」
興奮するりおんと、感慨に耽るひばり――。
「もう、好きにすればいいですわ――」
呆れ、言ったリンスロットの傍で「ほぉー」と感心すらするアンテロッティ、ローグ、コステリッツ、そしてキャサリン――。



