「リンスロットさんの攻撃でさえ、吸収、跳ね返されてしまうのだから、手詰まりなのよ、りおん――」
防壁シールドで堪えながら、ひばりが諭す――。
「うぅ、でもこのままじゃ、ダークエネルギーが地球に衝突しちゃうけど――」
「それは皆わかっているのだけれど、初物づくしでどう対処したらいいのか――」
「んじゃぁ、それこそ適当でいいんじゃない――下手な鉄砲数うち当たる――みたいな――」
「り、りおん、気楽でいいな――」
ひばりとりおんのやり取りを聞き、これぞ「りおんたる」台詞にステッキさんが割って入る――。
「でも、こうして堪えてたって状況は変わらないんだから、色々試してみたらいいんじゃないかな――」
「なら、りおんさん、お願いしていいですか――」
鏡花がりおんに催促した時、魔法少女全員の視線がりおんに集中した――。
ある種の期待感と、また何かとんでもない「事態」が起こるのでは――という相反する思いが込められた念が、りおんの心情に突き刺さる――。
「それじゃあ、りおんさん、やってみますか――」
「もし失敗しても、責任を感じなくていいから――」
「ま、まぁ、期待はしませんけど、好きにすればいいですわ――」
エリザベス、シフォン、リンスロットが、個々の想いをりおんに告げる――。
どうにかしてくれるのでは――という淡い期待を滲ませて――。



