「皆、シールドを展開してっ――」
嫌な「感」を読み取ったひばりが、似つかわしくない声色を響かせた――。
一体何を言っているのか――。
戸惑いながらも、ぽつぽつとシールドを展開する魔法少女達――。
ダークエネルギーの「怒り」が、全魔法少女達に光の矢となって走り、向かう――。
その尋常ではない威力を「感じた」彼女達は、ひばりの忠告に懐疑的だった己を後悔し、シールド出力を増す――。
「うわっ――」
少女らの「膜」を、その目映い輝きと威力で宇宙の片隅にまで追いやろうとするダークエネルギーの意図を、声を絞り、奥歯を噛みしめながら、じりじりと後退する躰を現状に維持する事に腐心する魔法少女とポーター達――。
エリザベス、シフォン、キャサリン、欧州カルテットでさえ例外ではない――。
しばらくダークエネルギーの脅威を受け、各々が辛くもしのいだ後、その瞳は自然とリンスロットを捉える――。
「わ、わたくしのせいではありませんわよ――」
至極全うなリンスロットの意思――。
「リンスロットさんのフロージョン弾は、かえって逆効果ですか――」
分室の鏡花が、声をしかめた――。



