少女、大人達を欺いた輝きと「ほっこり」とした熱は瞬時に消え失せ、正二十面体の嘲笑は音量を増す――。
「あっ――――」
シフォンとリンスロットが、無意識的に言った時、正二十面体の宝石の「偽装」を纏ったダークエネルギーは、もうそこに存在しなかった――。
「エリザベス先輩っ――」
焦るひばり――。
「どうしました――ひばりさん――」
攻撃を中断し、切迫したひばりの声に応えるエリザベス――。
「こっちに向かって――――」
「ひばりっ、危ない――」
嫌な「気」を感じたりおんが、続きの言葉を言おうとしたひばりの腕を掴み、元の位置から数メートル躰をずらす――。
元の位置を貫く一瞬の風圧――。
「あれは、表組のダークエネルギーなのよ――」
りおんの腕に絡んだひばりが言った――。
表組、鏡花、監理局を「魅了」した正二十面体の核は、裏組の衛星型を目指す――。
「エリザベス先輩、危険です――衛星型から離れて下さい――」
「皆、一旦衛星型から離れて――」
ひばりの忠告に従い、エリザベスが指示し、距離を取る魔法少女達――。
あの嘲笑が響き渡る――。



