しかし、遅かった――。
ひばりが感じていた懸念は、やがて現実になる――。
悪い予感を「感じる」能力が、ひばりには備わる――。
だが決して万能ではない――。
当たる事もあるし、外れる事もある――ひばりの経験上、これまでは外れる予感の方が多かった――。
プラチナスターになれば精度は向上され、有効に活用も可能な特殊な能力――。
が、今回は確信があった――背筋を冷えた血液が廻る感覚――。
「エリザベス先輩、ちょっと面倒な事になります――」
「どうしたの、ひばりさん――」
「何か、悪い予感が――表組の方から――」
確信はあるが、その正体まではわからないひばりは、そこで言いよどむ――。
「ひばり、急に深刻になっちゃってどうしたの――」
堪らずりおんが気遣い、言う――。
「りおん、ひばりと月下美人には少しだけ先の事が読める能力が、曖昧ながらも持っている――まぁ、ネタ的に言えば、サイドエフェクトみたいなものだ――」
ステッキさんが説き、りおんに伝える――。
「そのサイドエフェクトって、わたしにはないの――」
「ない――が、強いて言えば適当が、りおんのサイドエフェクトだがな――」



