適当魔法少女・りおん!!


魔法少女達が、衛星型を水平に等間隔に囲む――。


衛星型に12個の「衛星」があるかの様な風景――。


目に見える外側は、ランダムに黒く蠢き、その内部はどんな構造になっているのか――。


どんな成分で構成されているのか――。


液体、ガス――蠢く内部には何が潜んでいるのか――。


統計的に衛星型は頻繁に襲来する訳ではないので、その実態は監理局でも掴みかねている――。


少ない情報を精査し、過去の戦い方を踏襲する――。


直径2キロ程の衛星型が「人間社会」に甚大な影響を及ぼす事は、世代を超えて少女達や監理局に言い伝えられている――。




「衛星型の中心に、一斉攻撃を仕掛けます――」


そうシフォンが指示する声を掻き消す様に衛星型は呻き、内部から魔法少女達を狙い、レーザーを照射する――。


防御シールドを展開し、堪える少女達――。


それを「観た」衛星型が、いやらしく出力を増したレーザーを放つ――。


「全く――」


しつこい、下らない――そんな想いを含ませ言ったコステリッツは、プリミッツを華麗に操り、全ての魔法少女を護る広範囲防御シールドを「奏でる」――。