ハートロッカー

案の定、レコード店は騒がしかった。

九重兄さんは楽しそうに、彼らの話を聞いている。

上野と安部と…んっ?

「おう、三春。

やっと起きたか」

九重兄さんがあたしの存在に気づいた。

平和なものである。

えーっと、ちょっと待てよ…。

自慢ではないが、視力は両目2.0である。

急に低下した…なんてことはないよね?

「三春さん?」

――好きです!

この前、あたしにそんなセリフを吐いた男子高校生がここにいる。