夏の厳しい暑さも終わり、すっかり秋を迎えた10月。
俺こと大政太(オオマサフトシ)はハチミツラテを飲みながら、目の前にいる悪友、霧ヶ峰七緒(キリガミネナナオ)とその彼女、針井寧々(ハリイネネ)の2人の様子を微笑ましく見ていた。
「で、またメグが余計なこと言うからマーサの鉄拳が飛んできたんだよ」
こぶしでパンチする動作を見せた七緒に、針井ちゃんはクスクスと笑っている。
4月に同じクラスになり、いろいろな出来事の末に結ばれたこの2人。
彼女の首元で光っているチェーンの先には、七緒からもらったルビーのベビーリングがあった。
それが窓から差し込む秋の日差しにより、キラキラと輝いていた。
ハチミツの優しい味がするラテのストローを口に入れた時、シャツのポケットに入れているスマートフォンが震えた。
取り出して親指で画面をタップすると、メールの着信だった。
差し出し人は、小暮九重(コグレコノエ)さんだ。
俺こと大政太(オオマサフトシ)はハチミツラテを飲みながら、目の前にいる悪友、霧ヶ峰七緒(キリガミネナナオ)とその彼女、針井寧々(ハリイネネ)の2人の様子を微笑ましく見ていた。
「で、またメグが余計なこと言うからマーサの鉄拳が飛んできたんだよ」
こぶしでパンチする動作を見せた七緒に、針井ちゃんはクスクスと笑っている。
4月に同じクラスになり、いろいろな出来事の末に結ばれたこの2人。
彼女の首元で光っているチェーンの先には、七緒からもらったルビーのベビーリングがあった。
それが窓から差し込む秋の日差しにより、キラキラと輝いていた。
ハチミツの優しい味がするラテのストローを口に入れた時、シャツのポケットに入れているスマートフォンが震えた。
取り出して親指で画面をタップすると、メールの着信だった。
差し出し人は、小暮九重(コグレコノエ)さんだ。