ハートロッカー

まだ学校にいるかも知れないけど、俺は聞いた。

「太くん」

九重さんが俺の名前を呼んだ。

「はい…?」

九重さんは重そうに唇を開くと、
「三春から、何か聞いてないか?」

俺に聞いてきた。

「えっ?

どう言うことですか?」

質問の意味がよくわからなくて、俺は聞き返した。

九重さんは困ったと言うように頭を抱えた。

一体、どうしたんだ?

何があったって言うんだ?

何より、三春さんは…?