僕の初恋

『千佳は、ずっと好きだった幼なじみを忘れるために成田と付き合ったんだよ。』
「…は?」
予想外の言葉に驚く。
幼なじみって…もしかして、僕のこと?

『でも、成田と付き合っても、結局いつもそのバカ幼なじみの声が聞きたくなっちゃって。いつも電話してたらしい。

で、そのバカ幼なじみにどんなに成田のこと話してもヤキモチみたいな発言は一切ないから、毎日電話で成田のこと話してれば忘れられるような気がしたんだって。
だけど逆に、毎日バカ幼なじみの声聞いてたら、余計に忘れられなくなっちゃったんだってよ。』