会話する時間はいつも1~2時間程度。お話し好きなのは女性ばかりかとも思っていたが、秋塚さんも好きなのかな。



腕時計に目をやり、そろそろ解散の時間かな、と名残惜しさを感じていると。今日はちょっとしたアクシデントが。




「よければこれから、少しドライブでもしないか」




突然のお誘いに、思わず胸が跳ねた。この後特に予定もなく、暇をしていた私は2つ返事でOKした。



思わず笑顔になった私だが、はしゃぎすぎたかと思い、咄嗟に平静を装うとしたが手遅れだったようで。



そんな私の様子を見て彼は笑みをこぼした後「それじゃ、行くか」と言うので、彼の後をついて行った。