本日友人から、相談を受けたのだ。相談というより、自分の過去の話を聞いてくれないか、と。それは、とても楽しい話なんかではなく。




……大事な友達の話だ。聞きたい、という言い方はおかしいかもしれないけれど前々からそう願っていた。私に聞けることならば、話してくれるのならば、聞きたい、と。私にそういう話をしてくれるのは、信頼してくれているからなのかな、とちょっぴり嬉しくも感じていた。



だけど。やはり聞きたい等と軽々しく思ったのは間違いだったと、思い知らされた。



結論から言うと、私は友達の力になることができなかったのだ。せっかく、話してくれたのに。私が勝手に哀しくなって。



聞いてもらえるだけでも有り難い、心が救われる。とは聞くけれど。そんなの嘘だ。私は友人に、何もしてあげることができなかった。