「…手伝う」
少し気まずそうに視線を逸らす直人。
直人が…優しい、だと?
え、えっ、なんでなんで??
昨日の毒舌吐いてたのとは違う人みたいだな…
あれか、ツンデレ?
これがツンデレって奴なの??
「あ〜、大丈夫大丈夫!すぐに戻ってくるし。
行ってくるね?ありがとー」
気持ちは嬉しいけど、二人で持つほどの量じゃないし。
私はさくっと教室から出て行った。
「おっ、美桜じゃん。何?センセーの手伝い?」
早歩きでプリントを運んでいると…
職員室の手前、渡り廊下で緋色とばったり会った。
「やぁやぁ〜。うん、そう。
手伝いっていってもプリント持ってきただけだけどね?」
「優等生だねぇ。
というか一人?彼氏も持ってくんない訳?」

