「すぐ着替えてくるから待ってて!
ちゃちゃっとやってくるから」


「いや、別にまだ学校まで時間あるし急がなくても…」


「だって温かいの食べたいし!」



部屋に戻ってささっと制服に着替える。


俊敏さに欠ける私なりには早くしたつもりだ。



キッチンに戻って二人分のコーヒーを入れて…


話をしながら食事を済ませた。



一人で家に居た時は味気なかったご飯が、今はスッゴく美味しくて…


直人の腕がいいからかもしれないけど。



でも、何ていうか…



幸せだな…ってそう思えた。








「おめでとー!」


「なんか…展開早すぎじゃね?」



学校に着いて早々、私と直人は花音と大和に付き合うことになったと伝えた。


事情を知ってる花音は喜んでくれたけど…


大和は呆気に取られてるって感じだった。