しかも何気に呼び捨てとか…
「ちなみに…
俺の一方的な片想いなんで、今は」
心にモヤッとしたものを感じた瞬間、
ガツーンと衝撃的な言葉が耳に飛び込んできた。
「な、何言って…!」
どうして…どうして緋色に言っちゃう!?
それに何故にこんな人通りの多いところでなの!!
絶対何人かに聞かれてたよ?
これが、これがファンクラブの子らに知られでもしたら…
ふ、袋叩きじゃん?
ショックで沈みこむ私は、その時気付いていなかった。
直人と緋色の間でピリピリとした空気が漂っていたこと。
「良かった…」
緋色がそう静かに言っていたことも…

