只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!




やっぱ読めないわ、拓真先輩って…



ズルズルと引き吊られていく中、そんな風なことを考えていた。






「ちょ、ちょっと…!自分で歩けるから…
聞いてる?ねぇ、直人ってば!」


「…………」



聞いちゃいねー!!



一体何のつもりなんだ?


急に現れて引っ張ってきたと思えば何にも喋んないし…


直人の意図も全く読めん。



「…うっ!痛っ~~」



無言のまま、いきなり立ち止まった直人。


私はそれに反応出来ずに、直人の背中に顔面がぶつかった。



止まるなら止まるって一言ぐらい添えてもバチは当たらないんじゃない!?



「お前よ…」


「な、何さっ」



久し振りの会話でお前発言。


流石の私もムッとくるというもの。