「はい、白ぶどう」
「ありがとうございます」
飲み物を受け取って席に着く。
始まるまでまだ時間があるけれど、取れた席が真ん中ということで早めに。
「楽しみですね!」
「うん、美桜ちゃんの好きな映画で良かったよ!
行くか聞いた時も食いぎみだったしね?」
「…嬉しくて、つい…」
『行く!行きます見に行きたいです!』
はしゃいでいたさっきの私を思い出す。
は、恥ずかしい~~っっ!!!
反応がまんま子供じゃん!
穴があったら入りたいとはこのことか…
はぁ…
あと一年経ったとしても先輩みたいに落ち着いてないかも。
いや、絶対ないな。
「喜んでくれて俺も嬉しいよ。はしゃいでるのだって可愛かったしね?」
「か…!可愛く、なんて…」
告白(?)されてなかったらこの言葉も真に受けていなかったと思う…
でも、私は先輩の気持ちを分かってるから…
鼓動が次第に速くなっていく。
その時、照明が暗くなった。
今のタイミングで切り替わってくれて本当に良かった…
自分でも分かるほどに、顔が赤くなってるから。

