とある日の夜。


期間限定のオレンジティーが無性に飲みたくなった私は、思い立ってすぐにコンビニに向かった。


今日は雨が降っていないけど、梅雨独特のじめじめした空気がまとわりつく。



おっと、もうこれが最後じゃん!セーフ!


目当ての品をかごに入れて、ついでに明日の朝食用のパンとお菓子なども見て回る。



ピンポーンーー



すると、人が出入りする時に鳴る音が店に響いた。


無意識に出入口へと私が視線を流すと…



「あっ」


「ん?お前…」



入ってきたのはまさかの大和だった。



「こんな時間に買い物か?もう遅い時間だってのに出歩くなよ」


「まだ22時過ぎじゃん。しかも、大和くんも出歩いてますよね?」



大和はこっちに駆け寄って、開口一番にそう言ってきた。


あんたは私の保護者か!