「ねぇ!直人の好きな人だって!
美桜知ってた?」
「あははははー。どうかねー?」
「何そのわざとらしい笑いは!
知ってたんでしょ?ねぇねぇ、知ってたんでしょー!?」
花音に左へ右へブンブンと揺らされる。
好きな人がいるのを知ってても、誰なのかは私もさっぱりだし。
それに…
好きな人の好きな子の話とかしたくないじゃんね?
女の子たちが悲しみに暮れる中、
心菜ちゃんの姿は…なくなっていた。
「直人!」
「なんだよ」
自分の席に座り、
物申したいことがあって直人に声を掛けた。
でも何かスッゴく不機嫌っぽいんですけど~。
いや、引っ込むことは出来ないし!

