「…分かった。背負うから乗れ」
少しの沈黙のあと、深いため息を一回してから直人は言った。
そのまま背を向けてしゃがみ込む…
黙ってはいるけれど、『早く乗れ』と背中が言ってる。
「の、乗るよ?」
クラス全員が見てる中で直人に乗っかる私。
担任がいるからか大きなリアクションはしてないけど…
ニヤニヤして見てる奴らにムカッときた。
あーもう、これは恥ずかし死んじゃうかもしれない!
本日二度目の爆死寸前ですよ!
「じゃあ帰ります」
私とは裏腹に冷静な態度の直人くん。
周りの反応も至ってスルー。
ここまで平然としていられるのは、私が女の子として見ていられない表れなのかも…
あぁ。何だろう。
なんか、へこむ…

